No.469 熊野古道(リベンジ)
2012年10月1日 月曜日
1週間前の熊野古道伊勢路(尾鷲神宮〜伊勢神宮)ですが、私は約70kmの瀧原宮でリタイアしました。
やり残したことがあることに加えて、不完全燃焼であったことが気になって、この1週間落ち着きませんでした。
この日曜日は数ヶ月ぶりに何の予定も入っていなかったので、
論文執筆や講演スライドの作成等の雑用をする予定でしたが、
もう一度伊勢市に行くことに決めました。
台風17号が近づいているのが心配でしたが…
土曜日の午後の診療を終えて、新幹線と近鉄で伊勢市駅まで行き、0時30分すぎに瀧原宮をめざしてスタートしました(前回を逆走するコースです)。
翌朝には無事に瀧原宮に着きました(約49km)。
これで、気分よく過ごせます。
撮影した写真を掲載します。
伊勢神宮から瀧原宮に行く途中に2つの峠越えがあります。
真っ暗な山道は慣れているとはいえ、先週ツヅラド峠で迷った
ばかりなので、テンションは下がり気味です。
無事に、最初の女鬼峠を越えました。
次の三瀬峠を越えるときは早朝だったので、別に問題はないと思っていましたが、登山口でバッグにつけていたストックをはずそうとしていたところ、地元の方が新聞紙に包んだ物を私にくれました。
甘いお菓子かなぁと思っていたら、塩でした。その地元の方は、
「ここはヒルがたくさんいるから、手足にこの塩を塗っていた方がいい」と言われました。
「足元の草だけでなく、木の枝や葉にもヒルがいる。足元のヒルが足にくっつくだけでなく、上から落ちてくる」というのです。
「エー!」急にこわくなりました。塩を手足に塗って、ビクビクしながら峠を越えました。
ところで、「なめくじは塩に弱いけど、ヒルも塩に弱いの?」
と半信半疑でした。
何か体に触れると、それを払いのけながら、急いで峠を越えました。
帰りの近鉄の車両の中で右足首に血がついているのに気づきました。
傷はないので、もしかしたらヒルがくっついたのではないかと思うとゾーとしました。
瀧原宮までは小雨が降る程度でしたが、風は強くありませんでした。
瀧原宮に着くや否や、ザーと強い雨が降り出しました。
そう、台風17号が紀伊半島に接近しているのです。
ひどくなる前に早く下関に帰ろうと、JR瀧原駅(無人駅)に行ったところ、何とちょっと前に在来線が出たところで、次の便は2時間半も待たないといけないのです。上りも下りもほとんど同時刻で、
2時間半待ちです。ここで足止めです。
紀伊長島(伊勢市駅と反対方向)まで行くと、上りの特急か急行があるかもしれません。
それならば梅ヶ谷から紀伊長島まではツヅラト峠を走ろうと思いました。
時間の関係でタクシーで瀧原宮駅から梅ヶ谷駅まで移動することにしました。ところが、タクシーの中でこの台風でJRが止まったかもしれないと聞き、確認すると動いていないことがわかりました。
伊勢市駅に荷物を置いているので、方向転換してタクシーで伊勢市駅に向かおうと思いましたが、運転手に事情を話すと、「ツヅラト峠の登り口まで連れていってあげる、そこで私を降ろして、反対側の上り口で待っていてくれるので、ツヅラト峠を越えておいで」と言われます。
その言葉に甘えて、暴風雨の中、ツヅラト峠を走りました。
緩やかな上り(ここは先週通っていない)で峠までは走ることができました。
ここが峠です。
前回はここで道を間違えたので、標識を確認します。
前回は、右の急勾配の道を進んでしまったのです(これが誤りでした)。
これから下ります。急な山道です。
下りは道(先週上った道)は小川のようになっていて、石畳がすべりました。
小川を渡ります。前回のときに比べて、水の流れが激しいです。
今回走った地図と前回の地図を添付しますが、前回遭難しかけたコースははあきらかに予定をはずれていたかがわかります(短いものが昨日走ったコースです。本来であれば梅ヶ谷から走らなければなりませんが、時間の関係で登山口までタクシーを利用しました)。
待っていてくれたタクシーに乗って、伊勢市駅まで連れて行って
もらいました(タクシーは高かったです)。
伊勢市駅を14時20分発の近鉄に乗って(近鉄は特急が運休で、急行も遅れました)、16時25分の名古屋発の新幹線で無事に下関にたどり着けました。
台風17号は16時13分に愛知県に上陸し、17時48分には三重県四日市市で避難勧告が出たということですから、ぎりぎり間に合ったということのようです。
1週間前の熊野古道伊勢路(尾鷲神宮〜伊勢神宮)ですが、私は約70kmの瀧原宮でリタイアしました。
やり残したことがあることに加えて、不完全燃焼であったことが気になって、この1週間落ち着きませんでした。
この日曜日は数ヶ月ぶりに何の予定も入っていなかったので、
論文執筆や講演スライドの作成等の雑用をする予定でしたが、
もう一度伊勢市に行くことに決めました。
台風17号が近づいているのが心配でしたが…
土曜日の午後の診療を終えて、新幹線と近鉄で伊勢市駅まで行き、0時30分すぎに瀧原宮をめざしてスタートしました(前回を逆走するコースです)。
翌朝には無事に瀧原宮に着きました(約49km)。
これで、気分よく過ごせます。
撮影した写真を掲載します。
伊勢神宮から瀧原宮に行く途中に2つの峠越えがあります。
真っ暗な山道は慣れているとはいえ、先週ツヅラド峠で迷った
ばかりなので、テンションは下がり気味です。
無事に、最初の女鬼峠を越えました。
次の三瀬峠を越えるときは早朝だったので、別に問題はないと思っていましたが、登山口でバッグにつけていたストックをはずそうとしていたところ、地元の方が新聞紙に包んだ物を私にくれました。
甘いお菓子かなぁと思っていたら、塩でした。その地元の方は、
「ここはヒルがたくさんいるから、手足にこの塩を塗っていた方がいい」と言われました。
「足元の草だけでなく、木の枝や葉にもヒルがいる。足元のヒルが足にくっつくだけでなく、上から落ちてくる」というのです。
「エー!」急にこわくなりました。塩を手足に塗って、ビクビクしながら峠を越えました。
ところで、「なめくじは塩に弱いけど、ヒルも塩に弱いの?」
と半信半疑でした。
何か体に触れると、それを払いのけながら、急いで峠を越えました。
帰りの近鉄の車両の中で右足首に血がついているのに気づきました。
傷はないので、もしかしたらヒルがくっついたのではないかと思うとゾーとしました。
瀧原宮までは小雨が降る程度でしたが、風は強くありませんでした。
瀧原宮に着くや否や、ザーと強い雨が降り出しました。
そう、台風17号が紀伊半島に接近しているのです。
ひどくなる前に早く下関に帰ろうと、JR瀧原駅(無人駅)に行ったところ、何とちょっと前に在来線が出たところで、次の便は2時間半も待たないといけないのです。上りも下りもほとんど同時刻で、
2時間半待ちです。ここで足止めです。
紀伊長島(伊勢市駅と反対方向)まで行くと、上りの特急か急行があるかもしれません。
それならば梅ヶ谷から紀伊長島まではツヅラト峠を走ろうと思いました。
時間の関係でタクシーで瀧原宮駅から梅ヶ谷駅まで移動することにしました。ところが、タクシーの中でこの台風でJRが止まったかもしれないと聞き、確認すると動いていないことがわかりました。
伊勢市駅に荷物を置いているので、方向転換してタクシーで伊勢市駅に向かおうと思いましたが、運転手に事情を話すと、「ツヅラト峠の登り口まで連れていってあげる、そこで私を降ろして、反対側の上り口で待っていてくれるので、ツヅラト峠を越えておいで」と言われます。
その言葉に甘えて、暴風雨の中、ツヅラト峠を走りました。
緩やかな上り(ここは先週通っていない)で峠までは走ることができました。
ここが峠です。
前回はここで道を間違えたので、標識を確認します。
前回は、右の急勾配の道を進んでしまったのです(これが誤りでした)。
これから下ります。急な山道です。
下りは道(先週上った道)は小川のようになっていて、石畳がすべりました。
小川を渡ります。前回のときに比べて、水の流れが激しいです。
今回走った地図と前回の地図を添付しますが、前回遭難しかけたコースははあきらかに予定をはずれていたかがわかります(短いものが昨日走ったコースです。本来であれば梅ヶ谷から走らなければなりませんが、時間の関係で登山口までタクシーを利用しました)。
待っていてくれたタクシーに乗って、伊勢市駅まで連れて行って
もらいました(タクシーは高かったです)。
伊勢市駅を14時20分発の近鉄に乗って(近鉄は特急が運休で、急行も遅れました)、16時25分の名古屋発の新幹線で無事に下関にたどり着けました。
台風17号は16時13分に愛知県に上陸し、17時48分には三重県四日市市で避難勧告が出たということですから、ぎりぎり間に合ったということのようです。
by Challenge-dream
| 2012-10-21 02:31
| ランニング